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Race Report - 第1戦 岡山国際サーキット

一日目 予選(2016年4月9日/晴/ドライ)

予選レポート

シーズン開幕!10位スタートの初戦に

昨シーズンは第4戦・富士で5年ぶりとなる優勝を果たしたKONDO Racing。今シーズンはさらなるステップアップを目指し、オフシーズンのテストに取り組んできた。一方でドライバー編成を改め、チーム3年目の佐々木大樹選手を第1ドライバーに、そして第2ドライバーに柳田真孝選手を迎え入れて新コンビを結成。柳田選手は2006年にKONDO RacingからGT500に参戦を果たしており、今年10年ぶりの“里帰り”となる。

レースウィークを控えた木曜日は春の嵐のような雨になった日本列島。だが幸い開幕戦初日の予選日はドライコンディションに恵まれ、終始安定した天候でセッションが繰り広げられた。白と青をベースにした新たなカラーリングで現れたNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R。朝の練習走行では、午後からのタイムアタックに向けてクルマのセッティング確認、タイヤ選択など、細かな作業を進めていった。

年々僅差となる予選でのアタックに向け、チームは硬めのタイヤをチョイス。なおこれは、決勝での走りにウェイトを置いた決断。この選択によって、予選でのタイムアタックにおける条件が正直厳しいものになる。実際、アタックを担当した佐々木選手が刻んだタイム1分19秒407はQ1突破まで0.046秒届かず。ほんの僅かの差ながら、10番手からのスタートになるというSUPER GTのハイレベルな戦いを再認識する結果となった。

公式予選記録

GT500

Pos. No. TEAM DRIVER Q1 Q2 WH
1 37 KeePer TOM'S RC F ジェームス・ロシター/平川 亮 1'19.130 R1'18.126  
2 6 WAKO'S 4CR RC F 大嶋 和也/A.カルダレッリ 1'19.080 R1'18.268
3 1 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/ロニー・クインタレッリ R1'18.918 R1'18.372  
10 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木 大樹/柳田 真孝 1'19.407 -  

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

R:コースレコード(従来のレコード 1'19.008)

近藤監督のコメント

厳しい結果になりました。ある程度の想定はしていましたし、過去の結果からしてもこの岡山はキツいという認識はありました。そのためにも予選でQ1突破したかったのですが…。実際は予定より2つほどポジションを落としてしまいましたね。今回、決勝で色々な要素を考慮して、うちのチームはピックアップの少ないタイヤを選んだのですが、タイヤカスを拾うであろう82周の戦いを生き残って5位前後の結果を出してくれればベストレースだと言えるでしょう。ノーミス、ノーペナルティ、戦略もミスなくいけば大丈夫でしょう。

佐々木 大樹選手のコメント

公式練習からあまり調子がよくありませんでした。持ち込んだタイヤが悪いとか、なにか違っていたというのではなく、元々チーム的に苦手意識があったので、予選に向けてはセット変更だけでなく、レースに強いタイヤを選び、Q1通ればいいな、という状況でした。なので、あともうちょっとでQ1を通過できたので惜しかったですね。一方で明日の決勝に向けて選んだタイヤはロングランに強いタイヤなので、良い方向には向っていると思います。チャンスを活かしたいですね。

柳田 真孝選手のコメント

2006年以来となるチーム復帰です。開幕戦までにテストで色々なことを学んできました。いい状態で岡山戦を迎えることができていると思います。10年ぶりとなるチームも以前に比べてすごくいいチームに成長しているのがわかったし、ヨコハマタイヤもいいところまで来ていると感じています。僕自身にチームから求められているものもあるかと思うし、ヨコハマタイヤの良いところをどんどん引き出していけるよう、フィードバックできたらと思います。今日の予選は、10位という厳しい位置ですが、(佐々木)大樹のアタック含めて、チームは今出せる100%のパフォーマンスを出し切ったと思います。確かに予選だけを狙えばもう少し上も狙えたでしょうが、決勝を見据えたタイヤチョイスだったので、その中のパフォーマンスは良かったと思います。明日は精一杯レースして、いい順位で終えたいですね。

エンジニアのコメント

レースを想定して、予選で上位を狙えないのであれば、硬いタイヤを選ぶのもありだという話になりました。正直、Q2に行けるかどうかぎりぎりのラインでもあったので、決勝に重心を置いて決断しました。レースでコンスタントなタイムを刻めるタイヤを選択したというわけです。コンビが変わったことや、持ち込みのセットでの朝の走行が思うような方向に進まず、慌ただしくなってしまったことなど、色んな要素が起ってしまいました。ただ、決勝に向けてクルマのバランスは良くなったし、予選は決勝でのリスクを最大限に削った結果を得ているので、まずはチームとして初戦の岡山で少しでもいい結果を残したいですね。

二日目 決勝(2016年4月10日/曇/ドライ)

決勝レポート

存分にパフォーマンスを発揮できず、13位に終わる

薄曇りの朝を迎えた第1戦岡山の決勝日。朝のフリー走行は30分間のセッションで2度の赤旗が出る荒れた展開となる。そんな中、KONDO Racingでは、予選後のミーティングをもとに改めて決勝セットを確認。決勝に向けて最終準備に取り掛かった。

前日も、セッション毎に変化する路面コンディションに合せたクルマ作りを強く意識してきたが、ショートコースのレイアウトを持つ岡山の決勝レースは82周という多くの周回数を消化しなければならない。コンディションによっては、タイヤのピックアップにも留意しなければならず、まだまだ不確定要素を含む戦いになりそうだった。

開幕戦ということもあり、多くの観客がスタンドを埋める中、レースがスタート。まずは柳田真孝選手がステアリングを握り、戦線に向う。クリアスタートとなったオープニングラップはポジションをキープ。事前の認識としてタイヤの持ちを心配することはなく、自分たちのレースを着実に進めることでポジションアップを実現させるべく、周回を重ねていった。

ところが柳田選手のラップタイムが思うように伸びて来ない。他車がレースの折り返し前から取りかかったピットインをチャンスに、大きくタイムを稼ぎたかったがそれもままならず。タイヤのピックアップも始まり、チームとしての戦略を実践するのが難しい状態だった。結果、No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rは39周をもってピットインする。また、スタート時に装着していたタイヤよりも軟らかいものを選択し、交換。佐々木大樹選手のスティントが始まった。

GT500、300が入り乱れるコース上へと戻っていった佐々木選手。まずは自らのペースを作るべく走行を続けるものの、そのラップタイムは想定していたようには伸びてこない。No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rというパッケージの力を引き出せないもどかしさが募るばかりだった。

結果、ガマンのレースという形をもって2016年の初戦を終えたNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rは13位チェッカー。悔しさが先行する戦いを強いられたチームは、第2戦富士に向けて気も新たに多くの課題へ対処していくことを誓ったのは言うまでもない。

決勝結果

GT500

Pos. No. TEAM DRIVER TIME/DIFF LAP WH
1 1 MOTUL AUTECH GT-R 松田 次生/ロニー・クインタレッリ 1:56'22.730 82  
2 37 KeePer TOM'S RC F ジェームス・ロシター/平川 亮 15.334 82
3 46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 本山 哲/千代 勝正 15.756 82  
4 6 WAKO'S 4CR RC F 大嶋 和也/A.カルダレッリ 54.581 82  
5 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田 裕信/J.P.デ・オリベイラ 54.825 82
6 38 ZENT CERUMO RC F 立川 祐路/石浦 宏明 1'03.303 82  
7 39 DENSO KOBELCO SARD RC F ヘイキ・コバライネン/平手 晃平 1'06.980 82  
8 36 au TOM'S RC F 伊藤 大輔/ニック・キャシディ 1'08.346 82
9 19 WedsSport ADVAN RC F 関口 雄飛/国本 雄資 1Lap 81  
10 100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 山本 尚貴/伊沢 拓也 1Lap 81  
13 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R 佐々木 大樹/柳田 真孝 2Laps 80  

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)


Fastest Lap

No. TEAM LAPTIME
37 KeePer TOM'S RC F 1'20.887

近藤監督のコメント

タイヤ選択、天候といったレースを戦う上で重要となる要素がうまく噛み合わず、まったく厳しい戦いになってしまいました。決勝中のコンディションに合わせ、ピットイン時には別のタイヤにしたのですが、それでも改善しなかった点は改めて確認し、今後に向けて問題解決をしなければなりません。今回は最終的に完走が目標という情けないレース内容になってしまいました。ドライバーふたりが本来のパフォーマンスを見せられるよう、第2戦富士に向けてしっかり準備していかなければならないですね。

佐々木 大樹選手のコメント

岡山のことはもう忘れ、もう次、富士のことを考えます。もちろん今回も、チームとしてやれることをやって、準備して挑んだのですが、持ってる戦力をキチンと出し切ったとしても、今日は厳しいレースになったと思います。第2戦富士に向けてまた一から新しく取り組んでいこうと思います。

柳田 真孝選手のコメント

決勝にむけてはすごく自信がありました。タイヤの持ちもいいし、無交換でも大丈夫じゃないかという話でしたからね。ところがラップタイムも伸びないし、どうしてだろう、という感じでした。本当に厳しい展開で為す術がなかったです。仕切り直して富士への準備を進めなきゃいけないですね。

エンジニアのコメント

レース中にタイヤのピックアップが出てしまったのは、クルマのバランスが良くなかったと考えられます。クルマに問題もあったでしょうが、根本的にタイヤのゴムのグリップが低く、結果としてピックアップしやすい傾向にあったと思います。スタート時のタイヤと同じコンパウンドでは後半も厳しい状態になるとわかったので、ピットストップに合わせたタイヤ交換ではより軟らかいタイヤを着けてました。でもライバルたちに遜色のないタイムで走ることができるパフォーマンスでもありませんでした。とにかく次の富士に向けて集中しなければなりません。相性の悪い岡山からすっきりと一新させて第2戦に挑みます。

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