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Race Report - 第3戦 鈴鹿サーキット

一日目 予選(2016年6月11日/曇/ドライ)

予選レポート

鈴鹿サーキットが舞台となるスーパー耐久シリーズ第3戦の4時間レースは、ゴールが日没後の19時15分頃になる為、ナイトチェッカーのレースにて行われた。また、ST2~5クラスに関して、決勝レースに進める台数が制限され、予選と決勝の間には「セカンドチャンス100」と銘打たれた勝ち抜き戦が設けられた。
開幕戦、第2戦を見事優勝で飾った、ST-Xクラスの24号車スリーボンド 日産自動車大学校 GT-Rは、予選前日の専有走行にて、2分1秒887の好タイムをマークし順調な滑り出しを見せた。
予選日は曇り空、ドライコンディションの中で10時半から予選が行われた。スリーボンド 日産自動車大学校 GT-Rは、まずはAドライバーの内田選手がアタックし、2分04秒175でグループトップのタイムを記録。続くBドライバーの藤井選手が貫録の走りを見せ、2分01秒823を叩き出し、タイム合算で4分5秒998となり、スリーボンド 日産自動車大学校 GT-Rは、2位と1.3秒以上の差をつけて、2戦連続でポールポジションを獲得した。

公式予選記録

ST-Xクラス

Pos. No. TEAM DRIVER TIME DELAY
1 24 スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R 内田優大/藤井誠暢 4'05.998 -
2 5 Match MAKERS GTNET GT-R YUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔 4'07.302 1.304
3 3 ENDLESS・ADVAN・GT-R YUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔 4'07.667 1.669

二日目 決勝(2016年6月12日/雨/ウェット)

決勝レポート

スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R 苦しいレース展開の中、3戦連続表彰台を獲得

日曜日は、朝から雨模様の天候となり、チームの戦略が勝敗に大きく影響する決勝となった。各車グリッドに向かう際は雨は止んでいたものの、しばらくすると小雨が降りだした。数台はウェットタイヤを装着したが、大半がドライタイヤを装着しており、スリーボンド 日産自動車大学校 GT-Rもドライタイヤでのスタートを選択した。
そして15時15分、4時間におよぶ耐久レースのスタートが切られた。予選でポールポジションを獲得したスリーボンド 日産自動車大学校 GT-Rは、平峰選手がスタートドライバーを務め、オープニングラップで2位と2秒以上のリードを築き、早々に速さを見せつけた。平峰選手はその後もトップを独走し続け、一時は5秒以上のリードを築いていた。しかし本格的に雨が降りだし、ウェットコンディションになると全体的にペースが鈍る展開に。24号車スリーボンド 日産自動車大学校 GT-Rは、28周目にウェットタイヤに交換および給油の為、ピットイン。ドライバー交代は行わず平峰選手のまま再びコースにマシンを戻した。
トップ独走と思われたスリーボンド 日産自動車大学校 GT-Rだが、雨足が強まるにつれウェットコンディションでのペースが上がらず、後続車との差が縮まってしまい、37周目には89号車フェラーリにトップを奪われることに。
49周目、平峰選手から内田選手に交代し、チームはタイヤ無交換を選択。内田選手の粘り強い走りで周回を続け、69周目にはラストティントを担当する藤井選手に交代。3位でコースに戻したが、89号車に再び抜かれ4位に後退。その後も、藤井選手は、強まる雨とナイトレースに突入していく状況で、諦めない集中した走りでチェッカーを目指した。
そして、ラスト6分にトップを走行していた5号車GT-Rがガソリン切れでストップした為、スリーボンド 日産自動車大学校 GT-Rは、3位に浮上。101周目、スリーボンド 日産自動車大学校 GT-Rは、3位でチェッカーを受けた。3大会連続で表彰台を飾り、シリーズランキングトップを死守した。優勝は、3号車ENDLESS ADVAN GT-Rが獲得した。

決勝結果

ST-Xクラス

Pos. No. TEAM DRIVER LAP TIME
1 3 ENDLESS・ADVAN・GT-R YUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔/山内英輝 101 4:02'17.893
2 89 HubAuto Ferrari 488GT3 Morris Chen/吉本大樹/坂本祐也 101 4:03'30.964
3 24 スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R 内田優大/藤井誠暢/平峰一貴 101 4:04'05.188

藤井 誠暢選手のコメント

今回の鈴鹿線を前にGT-R勢に性能調整が入った事もあり苦しいレースを覚悟していました。しかし、予選ではマシンバランスが完璧に決まり、自分でも驚くような好タイムを記録できBドライバー予選のトップタイムを記録。そしてAドライバー予選の内田選手の好タイムもあり、合算では2位に1秒3もの大差をつけて2戦連続のポールポジションを獲得できました。決勝に関しては、ドライ⇒ウェットとコンディションが変化する難しいレースでしたが、ウェットでのマシンバランスに苦しむ中、終盤は運にも恵まれ3位で終えられ、苦しい中で得た表彰台を率直に嬉しく思います。これで前半戦となる3戦が終わりました。優勝2回、3位1回、ポールポジション2回、全レースで表彰台獲得。2016年の24号車「スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R」の速さと強さを結果で証明できていると思います。もちろん、前半戦を終えて現在もシリーズランキング1位を維持しています。この結果は、スリーボンドを始めとするチームスポンサー各社様の後押し、チームスタッフとして各レースでチームをサポートしてくれている日産自動車大学校の学生の皆、KONDO RACINGの全チームスタッフ、そしてファンの皆様のお陰です。次戦は9月の富士。このインターバルの間も平峰選手、内田選手、チーム、そして学生の皆と共に、後半戦へ向けて万全の準備をしていきます。引き続き応援宜しくお願いいたします。

内田 優大選手のコメント

第3戦は国内随一のテクニカルサーキットと称される、鈴鹿サーキットでの前半戦最後のレースを迎え、前2戦の優勝の事は忘れて初心の気持ちでレースに臨みました。
決勝日はドライでのポールポジションを取った予選とは違い、ドライからハードレインに変わる難しいコンディションの中、自分は第3スティントを担当。コースに出ると強い雨で最悪な視界、スケートリンクのようなスリッピーな路面で横に暴れようとするGT-Rを120%集中して何とか抑え込み、ミスもありましたが致命傷にはならず、何とか走り切る事が出来ました。
藤井選手、平峰選手と皆で再度まで頑張りましたが、様々な要因により4位完走かと思った瞬間に、チームスタッフ、学生スタッフ、スポンサーの方々の強い想いが最後の最後にドライバー3人を表彰台に押し上げてくれたのかなと思います。
雨の中応援して頂けた皆様に最大限の感謝を申し上げたいと思います。
後半戦も厳しい戦いが予想されますが、引き続き応援の程、よろしくお願いいたします。

平峰 一貴選手のコメント

今大会はフリー走行から車の感触も良く決勝に向けてとても良い走り出しとなりました。
私自身は決勝を想定したガソリンの量、距離を稼いだタイヤを装着して走行しました。感じ取った車の感触をしっかり体に染み込ませました。そして、予選では内田選手と藤井選手の熱い走りでPPを獲得。PPは1ポイントゲット出来るのでこのポイントはかなり大きく影響されると思います。決勝レース、スタートは私が担当。レースキャリアで初めてのポールからスタート。スタート前には藤井選手からアドバイスも頂き、しっかりイメトレを行いました。そのお蔭もあってスタートからダッシュを切ることが出来、2番手の#3号車エンドレスに2秒程ギャップを開くことが出来ました。
徐々に雨が降り始めとても難しいコンディションとなり、とにかく同じGT-Rである3号車には絶対に抜かれないと思い集中しました。途中でピットインしてダブルスティントを担当。これもまたレースキャリア初。なかなかペースは上がりませんでしたが、懸命に走り続けて内田選手に交代。悪天候で難しいコンディションの中安定した走りでピットでも大喜びでした。最後は藤井選手が一番厳しいコンディションの中で最後まで走り切って頂けて3位でゴールすることが出来ました。とてもハラハラ、ドキドキするレースとなりました。日産自動車大学校名古屋校の学生の皆さんと関係者全ての皆さんで走り切った喜びを分かち合うことが出来、とても嬉しく思います。今大会は私自信、初体験な事もある中で経験を積ませて頂きまた、次戦に向けて課題も出来ました。次は第4戦富士9時間レースです。しっかり体も作って課題もしっかり克服してレースに挑みます。皆さん、次戦も熱い応援宜しくお願いします。

エンジニアのコメント

昨年も予選では速さを見せる事が出来た鈴鹿、今年も昨年ベースのセットアップを施して予選では十分なパフォーマンスを発揮、2連続のポールポジションを獲得する事が出来ました。
しかし4時間の決勝は最初の1時間こそなんとかドライ路面を維持出来ていましたが、その後天気予報通り雨が本降りとなりウェット路面でのレースとなりました。ドライコンディションでは速さがありましたがウェットコンディションになるち車両バランスが悪化して残念ながらライバル勢に一歩劣る展開となってしまいました。その中でもドライバー3人は各々の状況下をノーミスでレースを進めてチェッカーを受ける事が出来ました。最後は運もあり3位フィニッシュ、表彰台と悪い中でも最善の結果を残せたのが今季のチーム力を表していると思います。これで前半戦をポイントリーダーで折り返す事が出来ました。
次戦まで2ヶ月のインターバルを挟み富士9時間とシリーズ最長のレースを迎えます。鈴鹿で見えたウェットコンディションでの課題、前半3戦での反省点を見直して後半戦に備えたいと思います。

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